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幼児期にこそ自然体験をさせたい4つの理由と大人のかかわり方

更新日:4月22日

小さいお子さんを持つ多くのご家庭にとって、「自然体験」は子どものうちにこそ経験させたいことの一つではないでしょうか。


しかし、「なぜ自然体験をさせるべきなのか」について考えたことはありますか?


「自然体験をさせたほうが良いのはわかるけど、具体的に何に良いのかわからない。」

「自然体験をさせることで、子どもはどんな風に育つのか知りたい。」

と思う方も多いのではないでしょうか。


この記事を読むことで、自然体験は幼児期の子どもにとって大きな成長をもたらしてくれる大切な体験であることがわかるはず!


ぜひ保護者である皆さんが自然体験の良さをきちんと理解し、お子さんに最高の自然体験をさせてあげましょう!


 

もくじ


 

幼児期にこそ自然体験をさせたい4つの理由

幼少期に自然体験が大切な理由

自然体験は、「人格形成期」とも呼ばれる2~6歳の幼児期にこそ重要です。

「人格形成期」とはその名の通り、「人格」を「形成」する時期。この時期に見ること聞くこと体験することによって、子ども達の今後の人格を形成していくのです。


ここでは、これほどまでに大切な幼児期にこそ、自然体験を取り入れてほしい4つの理由をご紹介します。


感覚機能が鍛えられる


「視覚」「味覚」「聴覚」「嗅覚」「触覚」

人間にとって大切な五感は、自然環境がもたらす感覚刺激によって鍛えられます。


四季の移ろいで変わりゆく葉っぱの色・草花の香り・そよ風の音・ごつごつした地面の感触。こうした自然由来の五感刺激は、人間にとって“ちょうどいい”刺激を与えてくれます。


室内にいるだけの、365日常に快適な温度・常に明るく照らすライト・子どもにとって安全すぎるほど滑らかな床の感触だけでは、適切な感覚刺激は得られません。


特別な活動をしなくとも、ただ自然の中に身を置くだけで幼児期に必要な刺激を得て、五感を鍛えることができるのです!


必要な身体機能が身につく


文部科学省の「体力・運動能力調査」によると、昭和60年頃を境に子どもの運動能力(走る力・投げる力・体力)は、長期的に低下しています。


さらに体を動かす機会が減ったことにより、免疫力の低下や、子どもの生活習慣病にまでつながることも懸念されています。


幼いころから体を動かす習慣がないということは、将来的に見て危険が多いのです。


では自然体験中はどうでしょう。遊びの中で自然と身体は鍛えられ、体幹が強くなったり、バランス感覚が磨かれたりと多くのメリットがあるのです。


自然の中では常にでこぼこした道が続きます。こうしたでこぼこ道を歩くだけでも、子どもに必要な体幹やバランス感覚は鍛えられます。

さらに山登りや木登り、水遊びなどの遊びを通して、全身を思いっきり動かすので身体をバランスよく鍛えることができるのです。


問題解決能力が身につく


外遊び中の突然の大雨

風が強く、凍えるように寒い日の外遊び


自然は、人間にはどうしようもできない問題ばかり。

室内にいたら、エアコンのスイッチ一つですぐに快適空間となりますが、自然の中では通用しません。


「雨が降ってきた!レインコートを着て、水たまり遊びをしよう!」

「今日はすごく寒い!でもしっかり上着を着て、たくさん走ってあったまれば大丈夫!」


問題があるからこそ、子どもは解決策を自分で考えて、答えを見つける力をつけます。

(大人のかかわり方も大切です。すぐに答えを教えてしまうばかりでは問題解決能力は育ちません!)


遊びの中にも問題はたくさん。


「あの子みたいに木登りしたいけど、こんな大きな木、どうやったら登れるのかな?」

「この道は草がたくさん生えていて進みにくいな、どうしよう。」


立ちはだかった問題に答えを出すのは子ども自身!

考えられる機会がたくさんある環境でこそ、問題解決能力は育まれるのです。


発想力・創造力が身につく


自然にあるものは、子どものイメージ次第で何にでも変化します。

たとえばどんぐりは、どんぐりスープの具材にもなるし、病気の時のお薬にも!時にはお金になってお買い物ごっこだってできます。


おもちゃの野菜や果物、包丁は、おままごとの為のおもちゃ。

おもちゃのお薬セットは、病院ごっこの為のおもちゃ。

と、気づかぬうちに一方向に意識が偏ってしまいがち。


何にでも変化できる自然の遊びは、子どもの持っている豊かな発想力・想像力をぐんぐん伸ばします!


 

どんな自然体験をさせたらいい?

菜園や森など本物の自然に触れる

自然体験は幼児期の子どもにたくさんの良い影響をあたえてくれることがわかりました。

では、具体的にどんな自然体験が子どもによりよい影響を与えてくれるのでしょうか。


もちろん近くの公園での外遊びも、たくさんのいい影響を与えてくれます。

ですが、やはり「本物の自然の中で遊ぶ」ことをおすすめしたいと思います!


あえて"何もない"場所での自然体験


ほとんどの公園では当たり前のように設置していある「すべり台」「ブランコ」。こうした遊具はなくてもいいのです。


なぜなら、“何もない環境こそ、子ども自身の力で遊びを作り出すことができる”から。


「何もない」は「何でもある」ことと表裏一体。先ほど、自然体験は発想力・想像力が身につくと説明しましたが、まさに遊具やおもちゃなど、何もない自然環境こそが子どもの発想力・想像力を磨き上げてくれます。


子どもの自然体験に必要なのは、木・土・水・草・花など、ありのままの自然があるだけで十分です。


四季折々の植物や生き物に触れ合える自然体験


日本の美しさを感じられる四季折々の植物たち。

日々変わる植物の見た目・色・形の変化は、五感をやさしく刺激してくれます。


草木が多く、季節ごとに特色のある植物に目を向けられるような自然環境で遊ばせてあげましょう。


また、生き物に触れ合えることも子どもには貴重な体験です。

自然の中で出会える虫たちは、子どもにいろいろな感情を教えてくれます。


小さい、かわいい、怖い、気持ち悪い・・・。


いろいろな感情を抱いて、虫を愛でたり、お世話をしたり、

時には残酷に潰してしまうなんてことも、子どもにはよくありますよね。

こうした経験を通して、自分より小さく弱い生き物との付き合い方も学ぶことができます。

森だけではない!畑でできる自然体験


少し見方を変えて。

自然体験は森だけではありません!


人の生活に、より身近な存在である畑を通して学ぶこともたくさんあります。


自分たちが食べているおいしい野菜、どうやってできているんだろう?だれが作ってくれているんだろう?


野菜が元気に育つように土作りから始まり、毎日休みなくお世話をして、急な天候の変化に見舞われてもすぐに対策を施して・・・。

計り知れない時間と労力をかけてようやくできたおいしい野菜。

毎日当たり前のようにスーパーに並ぶ野菜は、こうした生産者達のおかげで食べることができています。


きっと見たり聞いたり、体験したりしなければ、子どもは食べ物のありがたみや大切さを感じることはありません。

実際に見て、聞いて、体験して、野菜ってこうしてできているんだ!たくさんの人たちのおかげで食べることができるんだ!ということを学べる自然環境も素敵ですよね。


 

自然体験中は大人はどうかかわるべき?

自然ならではの経験を惜しまず、大人は見守る姿勢

自然体験中は、大人の接し方が重要なポイント。

大人の接し方ひとつで、かけがえのない成長につながるかもしれないし、反対に大事な子どもを危険にさらしてしまうかもしれません。


大人は一体どんなかかわり方をすべきか、ぜひ参考にしてみてください。


安全は大人がしっかり見てあげる


まず第一に、大人がしっかりと安全を守らなければなりません。


ただ、この安全を守るということは意外と難しいもの。


「ここは草が生い茂っていて蛇やマムシがいるかもしれない。」

「この木は枯れていてすぐ折れそうだから木登りはさせないほうがいいかな。」

「万が一、子どもが大けがしたらどうしよう、応急処置なんて私にできるかな・・・。」


こうした危険は考えれば考えるほどたくさん出てくると思います。


安全であると判断ができて、重大な事故につながる危険性が少ないとわかれば、子どもに思いっきり自然体験をさせてあげることができますよね。

しかし、すべての危険をなくしてしまうと、せっかくの学びの機会もなくしてしまうことになりかねません。


子どもにとってよりよい自然体験をさせてあげるための適切な安全管理は、ある程度の自然に関するの知識と経験が必要です。


余計な手出しはせず、見守る


大人がたくさん手出ししてしまうと、子どもはどんどん甘えてしまいます。


せっかく子どもが自然体験の中で自分の力を伸ばそうとしているときに

「そっちは危ないよ!」「こうやって遊ぶんだよ。」「次はこれして遊ぼう!」等と、大人が仕切ってしまっては、大人に従うだけの遊びになってしまうかもしれません。


ちょっと危なっかしいな・・・。

なかなか遊び始めないな・・・。

手助けがほしいのかな・・・。


そう思っても、ぐっとこらえて見守ってあげましょう。

不安だったけど、一生懸命考えて危なくないように登ったよ!自分でできたよ!という気持ちは、何よりもの成長・自己肯定感・意欲になります。


頭ではわかっていても、ついつい口出ししてしまう。というお気持ちもわかりますが、子どもののびのびした成長の為、こらえましょう。


自然ならではの経験を惜しまずさせてあげる


自然遊びは服も靴も泥だらけ、洗濯も大変だから、親としてはちょっと・・・。


たしかに幼児期のお子さんは特に、お洗濯も、お風呂に入れるのも大変!水たまりにダイブしようとしたお子さんに思わず「やめて!!」と言いたくなる気持ちもわかります・・・。


ですが自然体験は、全身をフルに使ってこそ本当の良さを感じられるもの。自然体験をさせるときは、思いっきり汚してもいい服装で、さらに着替えもたくさん用意しておけば安心ですね。


どろんこになることが「嫌なこと」ではなく、「楽しいこと」と思えるように、大人がしっかり余裕をもって接してあげましょう。


 

安心して自然体験をさせられる場所に任せましょう

子どもの笑顔が変わります

メリットがたくさんある自然体験。

でも自然に慣れていない親だけで、お子さんの安全を守りながら自然体験をさせてあげるのはなかなか難しいですよね・・・。


そんな時こそ、安心して気軽に自然体験をさせてあげられるAwaji Kids Gardenの活動に参加させてみてはいかがでしょうか。


自然が豊かな淡路島にあるAwaji Kids Gardenでは、ガールスカウト経験・NEAL(全国自然体験活動指導者)認定を持つアウトドアリーダーをはじめ、保育士資格を持つ保育スタッフ達がお子様ののびのびとした自然体験をサポートします。


さらにAwaji Kids Gardenでは、自然体験と同時に、英語で国際交流も楽しめることも大きな特徴。「自然」と「英語」を同時に体験できる場は日本にほとんどなく、ほかではできない貴重な体験ができるはず。


幼児期の自然体験は、お子さんのこれからの人生を間違いなく豊かにしてくれます。

「AKG(Awaji Kids Garden)に来て、子ども達がはじけるように笑うようになりました。」


「AKGに行った後、気持ちの変化があったのか、靴を履くのも服を着るのも、甘えることなく自分でするようになったのです!自分でやってみようという気持ちを育ててくれてありがとう。」


実際にAwaji Kids Gardenに来てくれたお母さん達も自然体験による子どもたちの良い変化を実感してくれています。


Awaji Kids Gardenの自然体験や国際交流について、もっと知りたい方はぜひAwaji Kids GardenのHPから詳細をご覧ください。


 

【英語×自然】2歳から6歳の週末インターナショナル森のようちえん。

淡路島の自然の中で自由に過ごし、様々な国のスタッフと英語で遊びながら、子どもの主体性・創造力・尊重する心を育てる場です。

毎週【金】【土】【日】に活動中!





 

= = = AKGと繋がろう! = = =
















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